受付システムの主な機能とその役割について
目次
受付システムは業務の負担を減らす新たなツール
導入する病院が増えている受付システムは、病院側にも患者側にもメリットがあります。
病院の受付は今まで担当のスタッフが行っていました。 しかし病院にもシステム化の波は確実に訪れています。 たとえば医療費の自動精算システムです。 大学病院など大きな病院では導入しているところが多くなっています。
診察券を通せば診察料が表示されてお金を支払うだけなので、患者にとっても非常に便利です。 ただ今までは機械が大きいため、中小規模の病院で導入するのは難しかったということがありました。
しかし現在では、機械のサイズが小さくなったことや導入コストが下がったことで、導入する病院が増えてきています。 また、機械が人の代わりに行うのは医療費の精算だけではありません。 診察の受付に関しても、受付システムを導入して自動で行うところが増えてきています。
受付システムの主な機能
受付システムの主な機能は以下の4つになります。 受付システムとして4つすべてがそろっている必要はありません。 以下の4つの中から自院に必要な機能を考えてみるとよいでしょう。
再診受付
初診の方に関しては受付で手続きが必要ですが、再診の受付ではすでに診察券を持っているので、システムで容易に代替できます。 診察券には磁気コードが付いており、機械に通すだけで受付が完了します。
病院側としては受付に人員を割く必要がなくなり、患者側にとっても受付が終わるまで待つ必要もなく、大変スムーズに診察を受けられるというメリットがあるでしょう。
予約
しかし最近ではウェブ上で予約ができるため、場所も時間も関係なく予約することが可能になりました。 病院側は予約受付に割く時間を減らせますし、間違って予約を入れてしまうミスもなくなります。 患者側にとっても予約がしやすくなるというメリットがあるのです。
自動精算
今まで診察が終わった後は、支払いを受付で済ます必要があり、診察が終わった後も支払いで待たなければなりませんでした。 この支払いを自動精算にすれば、患者側の待ち時間も少なくなり、スタッフの人員も少なくて済みます。
診察券を機械に通すと今日の診察料が表示されるので、その金額を支払うだけでよく、クレジットカード払いにも対応しているので利用しやすくなっています。
予約確認やお知らせの表示
受付システムには予約確認やお知らせを表示する機能もあります。 次の診察がいつだったかわからなくなってしまった場合、アプリ等で簡単に確認できるので便利です。
また診察する日が近づいてくると、メールでお知らせする機能が付いているものもあり、患者側にとっては、診察を忘れることが少なくなります。 また病院側にとっては、無断キャンセルが減るというメリットもあるのです。
受付システムの今後の動向
このように病院の受付業務もシステム化されてきていますが、今後はどのようになっていくのでしょうか。 ここでは2つのポイントについて説明します。
受付人員の削減や効率化を目的に普及が進んでいく
受付の人員削減については、スーパーなどをはじめ、さまざまな業界で進んでいます。 医療の世界でも受付人員の削減はさらに進んでいくと考えられます。 その理由は、人員不足の中で人員の削減と業務の効率化が、どの業界でも考えなければならない課題になっているからです。
また業務効率化については、スタッフの側にとってもメリットがあります。 業務の効率化により、スタッフは仕事がしやすくなり満足度が向上するからです。 スタッフの満足度が向上すれば、結果的に病院のサービスも向上することになるでしょう。
再診がメインの病院から導入が進んでいる
病院に通いながら治療していく再診がメインの病院の場合、予約は不可欠です。 次回の予約を診察後に取ったとしても、子どもが病気になったり、急に仕事が入ったりして、予約を変更しなければならないこともあります。
そのため小児科や皮膚科、婦人科といった再診がメインの病院では受付システム導入のメリットが大きいため、優先的に広まっていくでしょう。
まとめ
受付システムは人員不足による業務効率化を図る観点から、ますます導入する病院が増えてくると予想されます。 受付システムについてはすべての機能を必要とするわけではありません。 自院が必要とする機能を選択し、その機能が備わった受付システムを選びましょう。
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